京橋界隈2003
汎太平洋民族美術展
PAN-PACIFIC OCEAN TRIBAL ART SHOW
2003年6月30日(月)〜7月12日(土)

 信じ難い事ながら、アジア太平洋地域の人々の祖先は約六万年前アフリカを出て海岸沿いにインド、東南アジア、南太平洋へと渡ったという事がDNA分析で判ってきたという。
彼等は人知を超えた力を信じ、当時普遍的な思想であった精霊崇拝(アニミズム)に生き、厳しい環境から生み出された作品は、生活の必需品であり精神の必需品でもあった。そしてこれこそは正に創造であって文化の萌芽なのである。
 ところが、悠久の時をかけて培った民族の文化とその存続を人々は掠奪、抹殺してしまい、結果幾多の少数民族がこの地球上から消えつつある。何十億と膨れ上がった今の世界には、多民族の共存と多様な文化の尊重が大切なことと思う。
 過去現在を通し文化を花咲かせた作品を前に、いかに価値観の違う相手を認め合うかが人類の今後の課題に思えてならない。

ニューギニア 日本 ペルー
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