モンゴロイド地球を歩く
ユーラシア〜アメリカ大陸 Eurasia〜America
古代偶像展 Ancient Figurines
4500B.C.〜A.D.1400
2007年9月10日(月)〜15日(土)11:00 - 19:00
Majiayao・Qijia・Hongshan
Olmec・Colima・Nayarit
Mochica・Chimu・Chancay

モンゴロイド地球を歩く
ユーラシア〜アメリカ大陸 古代偶像展によせて
2007.9.
ホモ・モビリタス(移動する人々)モンゴロイド人種は、地球上の七割地域を移動し、18000年前ユーラシアからアメリカ大陸に渡った。アラスカから南米先端のフェゴ島まで1000年をかけて移動した。21000〜14000年前には日本人の祖先とアメリカ先住民とが分かれたという。これらの事が遺伝子DNA分析で解明されてきた。
2006年5月、ユーラシアとアメリカ大陸の偶像を50余点づつ並べてみた。
現・中国青海省出土の斉家文化(2000〜1500B.C.)とペルーのモチェ文化(A.D.100〜500)内蒙古の紅山文化(4500〜3000B.C.)とメキシコのオルメカ(1050〜550B.C.)ゲレロ(300〜100B.C.)コリマ(A.D.100〜250)などの造形物が、技法・用途・表現でとてもよく似ていた。古代の限られた材料・技法により造り出された物は時空を超えて、豊かな感受性が想像され、皮膚感覚を同じくする我等にとり、とても刺激的で元気づけられる。陶工河井寛次郎は物選びの心得として、誠実・簡素・健全・自由を説いた。これらの造形物が発信している事をどこまで受信し、感受性をより豊かに、物から事へと行動してゆくかが課題である。
美の正体:ありとあらゆる物と事との中から見付け出した喜。一寛一

Gallery 飛鳥 永田雅之
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