紅山文化展 Ulan Hata CULTURE |
紅山文化に寄せて 1995年から紀元前中国土器を収集し出した。黄河の上流から下流まで、B.C.6000〜B.C.1500の間、紅・灰・白・黒・彩陶と各種各様の土器が発見され、研究も進み、その成果はめざましいものがあった。ところが偶像が極端に少ないことに不思議を感じていた。戦国・漢・唐と様々な偶像(陶桶)が知られているというのに…。 そんな矢先、内蒙古・赤峰から、石・石玉・貝・陶製になる造形物がたくさん出てきた。これには驚喜し収集している。遼河流域、内蒙古、遼寧省にまたがる紅山文化である。小河沿文化、夏家店下層文化、匈奴、契丹、金、モンゴルにつながる地域である。鳥居龍蔵氏を初めとして、旧満州にあたり日本の縄文との関連も注目されている。 |